トーンフィールドの成型が上手くいったっぽいので、シェルを焼いて本格的なチューニングに突入しました。焼いた日はとにかく青が気持ちよかった!
こっからチューニングに入るわけですが、まずはチューニングアプリを準備しました。
ハンドパンのチューニングアプリと言えばlinotuneですが、実際にトライアル期間で使用してみて、正直これに3万5千円も出す気はしないなと思ってしまいました。
そこでその他アプリケーションをウェブで探したところ、いいのが見つかりました。
それがこちら。
トライアル期間3ヶ月もあって、ライセンス取得にかかるのは1000円のみ!!
デザインがlinotune に似てるので勘ぐる所はいろいろあるのですが、実際の使い易さとか考えたら絶対にこっちです。linotune買わなくてよかった〜。
さて問題はこれから。チューニングのやり方がほぼ分かりません。
これについて前回の製作記でも少し弱音を吐いていたら、ツイッターでフォローしていただいているへいしょーさんからメッセージが届きました。
「チューニングについての文献あるんですが送りましょうか??」
こんなお助け舟が来るとは予想だにしてませんでした。もちろんここはお言葉に甘えて文献を送って貰いました。※へいしょーさんほんとうに有難うございます!
その文献がこちらです。
全て英語の文献です。英語が苦手なのでとりあえずこの文献の中のある図面に注目しました。※そのうち翻訳がんばります。
それがこちら。
なるほど。とりあえずトーンフィールドをこのS字状に成型すれば何か起こるっぽそう。
ということで、実際にハンマーで叩いてこの形状に持っていきました。そうすると不思議な事に音が少し響くようになりました。音が響きやすいシェイプというのがあるようです。
次に基音を目標の音に合わせてみました。これについてのやり方は把握済み。イメージはこんな感じ。
手書きのうえ字が汚くてすみません。。
表から叩いたり、裏から叩いたり、コツコツと目標の音に調整していきます。
実際に低音側四音を基音のみチューニングした後の音はこんな感じです。
一応スケールにはなっているけども、倍音がとっ散らかっているのでなんとも落ち着きのない響きです。さて倍音はどうやったらチューニング出来るのか。
一旦作業を中断し、音を鳴らして遊びながら思案していたところ、ふとある事に気付きました。それは、倍音がトーンフィールドの肩辺りから響いているということです。
とりあえずこの辺叩いたら何か変わるかも、、とチューナーを見ながらコツコツ叩いてみると、案の定倍音だけ音程が変わっていきます。
いろいろ試したところ、だいたいこんなイメージで作業するといい事がわかりました。
そして、先程の四音の倍音までをチューニングした後の実際の音がこちらです。
音もより響くようになって、バランスが良くなりました。ようやくハンドパンっぽくなって来ました。※ちなみに初めて倍音が揃ったときはめちゃくちゃ嬉しかったです!
チューニングにおける音の追い込み方が少し掴めたのは、ハンドパン製作においてはかなり大きな収穫でした。楽器作りなので、音が鳴らなければ意味ないですからね。
しかし、初めて倍音がそろったときの感動というのは、作った人限定の特典ですね。ハンドパン作りの醍醐味はチューニングに有りです。
尚、この記事を見てチューニングに挑戦する方もいるかもしれませんが、各自自己責任でお願いします!壊れても責任は負えませんので悪しからず。
では!
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