新しいシェルが打ちあがったので、再度トーンフィールドの成型に取り掛かりました。今回は前回の失敗から学んだことを活かして、また違ったアプローチで実践しました。
前回のやり方はこちら。
前回のやり方でもそこそいい感じに音盤ができたのですが、最終的な形の調整が上手くいきませんでした。そのせいもあってか、焼いた後にdingがおかしくなってしまうという結果でした。
原因はおそらく叩き過ぎ。叩き過ぎて伸び余った分の処理がにっちもさっちもいかなくなって、そのしわ寄せがdingに来てしまったのだと思います。
今回のアプローチでは叩き過ぎを防止するために、叩き伸ばす箇所をトーンフィールドの肩あたりに絞りました。
実際に打ち終わった後の写真がこちら。
若干トーンフィールドの内側(7〜8mm程度)からうち伸ばしています。このあと表側からトーンフィールドを打ち広げるので、その為のマージンです。
表からみるとこのような状態です。タコの吸盤みたいですね。
ここで、表側からトーンフィールドを目標の大きさまで打ち広げました。打ち広げるときに自然とトーンフィールドのエッジも立ってきました。
ここまでくると、あとは全体の形を整えて行くだけです。
写真内の補足が適当で申し訳ないですが、つまりはこういう作業です。
鉄板が伸びるほど強く叩く必要はないと思ったので、力加減に注意しながら、内側からポコポコ叩いて変形させました。変形させた後丸みが足りない箇所だけ、さらにうち伸ばすように叩きました。
仕上がりはこんな感じです。
このやり方だとシェルを成型した時点の仕上がりをキープできるので、結構綺麗な仕上がりとなります。
今までで一番綺麗な仕上がりです。各ノートも音盤としても機能しそうな感じなので、トーンフィールドの成型はこれで良しとしたいと思います。
これから一度焼いた後、本格的なチューニングに入って行きます。とは言ってもチューニングに関する情報は全く得られないないので、こっから再び手探りになります。
果たして鳴ってくれるのか?期待半分、不安半分ですが、引き続き楽しく作業して行きたいです。
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