ハンドパンチューニング
0.000012%の体験

ツイッターでもご報告した通り、プレチューニングですがひと通りチューニングが完了しました。

構成音は成り行きで、

A3 / D4 E4 F4 G4 A4 C5 D5 E5

としました。Dorianから6度のBを抜いてみたスケールです。

高音が少し辛いですが、何とか遊べそうな程度には音が出ました。まだ完成ではないですが、ちょっとした達成感がありました。

ボトムのGu周辺の音も一応確認してみました。

G6辺りが鳴っていたのでそのまま倍音だけ揃えました。ほんとはD6まだ落とすとバランスがいいのかもしれませんが、極端な不協和にならないならこのままでもいいかなと。

これからもう一度焼いた時に音がどうなるか。たぶん散らばってしまう様な気がします笑。もう一度チューニングする覚悟はしとかないとです。

焼きについては次の焼きで最後にしたいと思います。バーナーだと本格的な焼きなましは出来ないので、何回も焼いた所であまり意味が無いような気がするからです。

ちなみに熱処理に関しては以下のサイトを参照しました。かなり分かりやすいので気になる方はどうぞ。

熱処理とは | 熱処理の基礎 | 熱処理入門 | キーエンス
鋼をはじめとした金属において欠かせない熱処理について、焼入れや焼もどしなどの基礎的な情報を中心とした基礎知識をご説明します。キーエンスが運営する「熱処理入門」では、熱処理に関する基礎知識から応用技術、さまざまな業界での事例をご紹介しています。

いやしかしこのチューニングの作業、ハンドパン製作の醍醐味と言っていいかも知れません。倍音が揃った瞬間劇的に楽器へと変貌して行く感じがとにかく素晴らしい。魔法でもかけたかのように変わります。

製作過程において、ここまで劇的に楽器へと変貌を遂げる楽器というのはなかなか無いのではないのでしょうか?この劇的な変貌を体験できることは、ハンドパンチューナーの特権と言えるでしょう。

現在、ハンドパンメーカーは世界に300ほどあると聞きました。各メーカーに平均3人のチューナーがいると仮定すると、世界のチューナー人口は1000人弱。

つまり77億人のうち1000人しか出来ない体験を僕はしたわけです。パーセントに直すとわずか0.000012%。

そんな体験をできたぼかあ幸せ者です。引き続き頑張ります。

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